複数部品の組み合わせで完成するユニット組立製品や情報端末。
このような製品に使われる部品の加工は、図面指示通りの寸法に打ち抜いたり、図面通りの角度で曲げてしまうと、組立した際に勘合がうまくいかず歪んでしまい、最終製品としての寸法的・意匠的満足が得られないことが多々あります。
ツボタテクニカではその点を考慮し、曲げ加工でも、「プラスめの90°」「マイナスめの90°」といった微妙な調整を工程設計の段階から行っています。
そうすることで、その微妙なプラスとマイナスが相殺しあって歪みのない、寸法的・意匠的に満足のいく製品に仕上がります。

定期的に実施しているお客様アンケートにて「ツボタテクニカの仕事は仕上がりがきれいで安心」とお褒めの言葉をよくいただきます。
意匠を考慮した溶接や溶接後の処理、塗装の仕上がり等加工上の品質はもちろんなのですが、製造工程の中で発生する「扱いキズ」が少ないことが一つの要因かと思っています。
私たちの工場では仕掛品がむき出しの状態で存在することはありません。
整理整頓の行き届いた工場内で保護材を使って大事に大事に扱われています。
こういった配慮、そして、こういった精神が製品を美しくするのではないかと自負しています。

職人の技にその品質が左右されるイメージの板金加工。
もちろん経験を積めば積むほどその技は長けていくわけですが、それだけに頼るのでは安定した品質は保てません。
私たちは各工程において、作業手順書や基準書といったマニュアルの遵守を徹底しています。
作業に関するマニュアルを遵守し、工程表のチェック項目に応じて工程内検査を行うことで、作業者の熟練度に左右されず一定の品質を保つしくみが展開されています。

ツボタテクニカでは環境適合への取り組みも積極的に行っています。
精密板金加工に利用する板材（メッキ鋼板）、打ち抜き加工に利用する油、メッキ、塗装、ユニット組立製品用の様々な部品、ネジの1本に至るまですべて100％RoHS対応製品を採用しています。

ツボタテクニカ環境への取り組みはコチラ！

ツボタテクニカの営業部員はみな製造現場経験者、いわゆる「現場あがり」です。
それゆえに経験を基にした具体的な提案ができることを強みとしています。
例えば、お客様から溶接の位置や数の指示をいただいた際、強度や意匠のバランスから位置の変更や数の増減を提案させていただくことも。
適切な知識、経験を備えお客様とともにベストな製品をつくっていけること。それがツボタテクニカの営業部員です。

お客様から提供されたデザイン図から組立図、部品図を起こし、保管、管理します。
そのDXFデータや3Dデータをお客様に提供させていただくことが可能です。
また図面以外にも製造に関わる様々な記録を生産管理システムによって管理しています。
例えば、前回製造時の原価情報の記録もあるので、次回製造するときにはコストダウンのステップも踏みやすくなります。
継続して製造させていただくごとにお客様の負担を軽減できるしくみです。

ツボタテクニカでは生産管理システムによる徹底した納期厳守を実施していますが、それでも不安要素となるのが外部発注工程部分です。
そこで100％外部委託に頼っていた塗装について一部グループ会社内でも実施できるよう整備。
これにより一層の納期厳守を実現できるようになりました。