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お知らせ

YAGレーザー溶接機による溶接加工例
~SUS304の溶接

精密板金加工の株式会社ツボタテクニカ(本社:兵庫県神戸市西区伊川谷町有瀬713/代表取締役 坪田隆義)は、2012年5月にファイバーレーザー溶接機を導入、6月後半より実際の製品加工にも使用しております。
YAGレーザー溶接機と併用することで難加工にも積極的に取り組んでいます。

【YAGレーザー溶接機によるSUS304製品の溶接加工】

こちらはYAGレーザー溶接機を使用してSUS304の部材同士を溶接している動画です。

ファイバーレーザー溶接機の溶接加工の様子は、これまで3回にわたり動画で(第一回第二回:ステンレスの溶接第三回:真鍮の溶接)お伝えしていますが、今回は弊社のもう一台の高品位レーザー溶接機であるYAGレーザー溶接機での加工の様子を紹介いたします。

ファイバーレーザー溶接機の動画と見比べていただくと、二台のレーザー照射の仕方が異なることが見て取れると思います。ファイバーレーザー溶接機では溶接するあいだずっとレーザー光が見えていますが、YAGレーザー溶接機はチカチカと明滅しながら溶接していきます。

これは弊社のYAGレーザー溶接機がパルス式、ファイバーレーザー溶接機が連続式である為に生まれる違いです。パルス式では一定の間隔ごとにレーザー光が発振され、連続式では文字通り連続して途切れることなくレーザーが発振されます。

この性質の違いによって、加工特性にも違いが生まれます。たとえばビード(溶接痕)の見た目、溶接の強度を決定する溶け込みの深さ、溶接可能な素材、加工品の歪みなど、その差異は多岐にわたります。

その結果、YAGレーザー溶接機による加工では、深い溶け込み(すなわち強い溶接強度)、小さい歪み(すなわち製品の精度が良い)などを得ることが出来ます。
弊社では、YAGレーザーとファイバーレーザーを、製品に対するお客様の要求事項に合わせて使い分けています。

今後も随時、ファイバーレーザー溶接機やYAGレーザー溶接機による加工の様子を動画などで紹介してまいります。

ツボタテクニカはYAGレーザーやファイバーレーザーに代表される高品位工作機械の導入や、新たな加工方法の習得により、日々、加工能力の更なる強化に邁進しております。今後もさらに良い製品とご満足をお客様にお届けるできるよう、研鑽を続けて参ります。


以上
(2012年07月27日)

(2024年04月09日 修正)

株式会社ツボタテクニカについて

精密板金加工の株式会社ツボタテクニカは、機械組立や電気配線、キオスク情報端末等のオリジナルブランド「インフォームプラス」(ウェブサイトはこちら)も展開する精密板金加工企業です。神戸を拠点に創業以来40数年、医療機器や金銭機器の製造・組立を得意とし、大阪・神戸など関西エリアのお客様のみならず関東から九州まで全国のお客様にその技術を提供しています。